~もくじ~
1、はじめに
2、対策の仕方
3、おわりに


1、はじめに
まず第一に私は恐ろしいほど何事に対しても能力、センスが低いです。
物覚えも悪く、加えて三歩歩くと忘れてしまうくらい物忘れも激しいのです。

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これはある意味で他の誰よりも優秀といっても過言ではないです。w
しかし本来はこれはとても恥ずかしいことです。
一族の恥といっても過言ではないのですが、あえて自虐的にこう表現します。

一方で世の中には同じような状況で、何をやってもダメで、自分にはセンスが無いのかもしれないと悩んでいる方もいるかもしれません。

でも諦めないでください。
諦めたらそこまでです。
諦めるのは1年後でも明日でも今でもいつでもできます。
私のような者でも旧形式のTOEICで600点(2016年の第210回公開テスト、2016年5月29日実施分よりTOEICの形式が新しくなりました)取れたのですから、大丈夫です。
逆に言えば、「安心してください!」誰しも600点は取れるという事です。

就職や留学のため以外にも、会社の昇進試験などでTOEICのスコアを上げたいという方もいるかと思います。
そんなTOEICERのみなさんのために少しでも私の経験がお役に立てばと思います。



2、対策の仕方
まず、私が一番最初にTOEICの存在を知り、受験をしたのは今から10年程前で、当時は少し勉強をしてから受験したところ、270点程でした。
300点すら取れていなかったのです。

それから勉強しては受験するという繰り返しでしたが、ようやく300点が取れた程度でした。
あるとき、本屋さんでたまたま見かけた本が今までに無い画期的な本で、それ以降その本をバイブルのごとく、事あるたびに何度も何度も開いては見て確認を繰り返しています。

その本はヒロ前田氏の「新TOEICテスト はじめての解答技術」で、この本は比較的薄く、要点もまとめられているので、参考書としても十分使うことができます。


新TOEICテストはじめての解答技術(テクニック) 成果が分かる!再チャレンジ作戦 [ ヒロ前田 ]

まずはTOEICがどんなテストなのかを各パートごとに再度徹底的に調べてみました。

今までもTOEICの参考書や公式問題集も使っていたのですが、勉強量や語彙の足りなさ以前に、600点などまったく見当違いの高いレベルを目指していたことに気づき、まずは470点を目指すことを当面の目標とし、基礎を固めることに重点を置きました。


2カ月で攻略新TOEICテスト470点! (残り日数逆算シリーズ) [ 白野伊津夫 ]




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以降はまず一通り中学校の英語の文法をやり直し、基礎を確実に固めていきました。
これだけでもかなり時間がかかってしまいますし、社会人の場合は土日ですら休みもままならないという方も多いと思います。(私もそうでした)

なので、薄い参考書をやり終える程度で十分です。
この薄いというのが意外と重要で、「フォレスト」のような厚い参考書の場合、これだけで相当時間がかかってしまい5ヵ年計画とすらなりかねません。


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たいていTOEICを受験している方は数年後に目標のスコアが取れれば良いという方よりも、就職や転職、昇進目的ですぐにでもスコアをUPしたいという方が大半ではないでしょうか。

なので、基礎は大切ですが削るところは削って英語という語学能力よりもTOEICというテストの効率的な要領の良い対策に的を絞り、かつ苦手なパートはあきらめて捨ててしまうのもある程度のスコアまでは有効ではないかと思います。

私はbe動詞や動詞の使い方の過去形や過去分詞などがいまひとつわかっていなかったのでそこからはじめ、関係代名詞なども初心に戻って一通り学びなおしてみました。

なお、関係代名詞は未だに苦手なのであきらめて割り切って捨てていて、TOEICでは適当にマークをしています。

TOEICでは時間が非常に限られているので、時間配分を考えてわからないと思ったら見切りをつけてわかる問題をどんどんやった方がスコアが上がる経験が多いです。
(600点くらいまではこの方法で何ら問題ないと思います。)

TOEIC300点あたりの場合、まだまだどれが形容詞で副詞なのか把握もできていないのではと思います。



上記の中学英語の文法レベルを復習しながら、「はじめての解答技術」のパート5の項に書いてある名詞や形容詞、副詞などの一般的な特徴や見分け方を熟読し、語順や単語の特徴から文中のどの単語が名詞なのか、形容詞なのかなどを意識してみました。

中学校レベルの英語でも上記の単語の見分け方が出来てくると、どれが形容詞で副詞なのかなどわかるようになります。

コレを元にパート5,6での頻出パターンを覚えたり、覚える事ができないまでも意識をすることにより、文中の形容詞+名詞などパターンがだんだんと見えてきます。

まず、基礎は大切ですし、小さなことで自信を付けることにより将来的に徐々にでもスコアを着実に上げていくことにつながります。
あとは600点程度までは遅いか早いかで誰しも取れるスコアだと思います。

さて、上記の中学レベルの文法の勉強の際にあわせて意識をしたいのが前置詞です。
前置詞は、in,on,at,to,forなどの意味を理解するところからはじめ、基礎を固めていきました。

前置詞の理解するには英語的なイメージを描いてみることが非常に大事です。
向山氏の「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本」が絵で見て前置詞の意味を理解しやすかったです。


ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本 [ 向山淳子 ]


なお、こちらの本もそれほど厚みはなく、私のような本を買ってもコレクターのように本棚で眠らせてしまう者でも最後まで読み終えることができました。

前置詞のイメージと一般的な使い分けがなんとなくわかってきたら、動詞の他動詞や自動詞から前置詞が付くのか付かないのか、付く場合はどの前置詞が付くのかを意識して、繰り返しやりこむことでパターンを覚えるようにしました。
  
この前置詞の考え方はのちにドイツ語を勉強する上で、非常に役立ちました。

むしろドイツ語では名詞にある性別(男性、女性、中性)と名詞の性別に基づいて前置詞を使えないと分を組み立てる事が出来ないと言っても過言ではありません。
  
スコアを上げるには語彙力も重要な要素のひとつです。
社会人の場合は平日に限らず、休日も時間はあって無い様な物だと思います。

ですので、通勤や家事の時間にアルクの「キクタン」で耳で聞きながら隙間時間で「ながら」作業をしながら時間を有効的に単語を何度も何度も繰り返し聞き、お経のように体で覚えてしまいましょう。


キクタンTOEIC TEST SCORE 600改訂版 [ 一杉武史 ]


片道15分間聞くだけでも、往復で30分、一週間に5回繰り返すと150分の時間となります。
単語を聞くだけならば難しくは無いので隙間時間でも十二分できます。

ここまで来たら、最初の頃に学んだことは忘れてしまっていたりもするので「はじめての解答技術」の各パートの要点を何度も見直してみて、練習問題をやってみましょう。
本に書かれている解答技術がかなり実用的なことに気づくと思います。

次に公式問題集をやってみましょう。
最初に休日などのある程度時間が取れる日にテスト1回分をパート1から7まで通してやってみると現時点での参考スコアがわかります。

時間があまり取れない場合はリスニングとリーディングの2つに時間を分けてみるのも手です。
ここからスコアの低いパートの要点を「解答技術」で再度読み直してみましょう。

次にテストなれするために公式問題でテストの形式に慣れていきましょう。

最初のうちは時間配分を気にせずゆっくりでも良いですし、まだまだ語彙も少ないのでわからない単語や熟語と思われる単語に出くわしたら鉛筆で○印でもしておき、あとで意味を調べてみましょう。
公式問題集を繰り返していくうちに、だんだんとTOEIC独特な言い方などに気づいてくると思います。


公式TOEIC Listening & Reading問題集 2


そして慣れてきたら「解答技術」に書かれている時間配分を意識して公式問題集をやり込んでいきましょう。

新形式に対応した公式問題集は現在既に2つ出ており、2017年2月16日に「公式TOEIC LISTENING&READING 問題集2」が出るので、2冊ほどを選んでやり込んでパターンを覚えてしまうのも手です。

なお、シャープペンの芯の太く、すばやくマーキングが出来る特殊なシャープペンは100均で売っているので、これがあるとマークシートに線を引く時間を短縮できて便利です。
ここまで来たらTOEICを受験してみましょう。
公式問題集をやり込んでいれば本番のテストとの違いはそれほど感じないと思います。

むしろ何度も本番のテストを受験すると場合によっては良いスコアが出るときもあるかもしれませんが、デメリットとしては受験料が高くついてしまいます。

ですので、受験は必要最低限に絞り、かつ楽天カードのポイントで受験料を支払ったほうがポイントが有効的に使えて得です。

3、おわりに
私は仕事が忙しくてぜんぜん勉強が出来なかったり、対策方法も試行錯誤をしながらだったりもした為か、TOEIC600点を取るまでに7年ほどかかってしまいました。

しかし上記の方法は極力ムダを省いているので、私よりはみなさんは7年もかかることなく効率的に結果を出せると考えています。

そして大切なことは、まずは基礎を固め、相手であるTOEICを知り、そして最初は470点などを目標とすることにより、かませ犬のように自信をつけていき、モチベーションを維持することが大切だと思います。  

のび太のような何をやってもダメな私でも600点は取れたので、みなさんも前向きに挑戦してみてはいかがでしょうか。


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